お前、俺に惚れてんだろ?

ミサンガなんて、すでに捨てられているものだと思っていた。


でも燈馬くんは肌身離さずに、あのときのミサンガを付けてくれていたとわかって、嬉しさのあまり涙が溢れた。


「…それならもっと早くに、『あのとき消しゴムを貸したのは俺だ』って言ってくれればよかったのに」


そうすれば、勘違いや思い込みで、こんなに遠回りすることもなかった。


「俺だってそうしたかったけど…。どうせお前、信じなかっただろ?」