お前、俺に惚れてんだろ?

だけど、あのときの燈馬くんは『無くした』と話していた。


本当のところは、無くしたんじゃなくて、あたしにくれたものだったのに。



「優馬はその消しゴム、サッカー部のヤツらからもらってすぐに無くしてたから、修学旅行のときに見て、すぐに俺のだって気付いた」


燈馬くんは、そのときからあたしのことを、あの入試の日隣に座っていた女の子だって認識していたんだ。