お前、俺に惚れてんだろ?

人がたくさん通るあんなところで殴り合って、大事になったらどうしようと思っていたけど、それを聞けて安心した。



「それにしても、顔の傷…大丈夫?消毒した方がいいんじゃー…」

「…いいって、いいって!大した傷じゃねぇしっ」


燈馬くんの顔に伸ばしたあたしの手を、燈馬くんは両手で振り払った。


…もうっ、強がりなんだから。


あたしはフッと微笑むと、あることに気が付いた。