お前、俺に惚れてんだろ?

ビンタされた優馬くんは、まさかあたしがそんな行動を取るとは思わなくて、目の前でポカンと突っ立っている。


あたし自身も、自分の行動にびっくりだ。


さっきまで好きだったはずの優馬くんに、力を込めたビンタをお見舞いするなんて。


「…ハハ。ハハハハ……」


優馬くんは、今の衝撃でネジが一本飛んでしまったのか、壊れたようにそう笑うと、ビンタされた頬を抑えながらヨタヨタと帰っていった。