お前、俺に惚れてんだろ?

その抑えた手をどけると、優馬くんの頬は赤く腫れ上がっていた。

切れてしまったのか、口の端から少し血も滲んでいる。


…そう。

燈馬くんが、優馬くんを殴ったのだった。


本当は…、あたしが殴ってやろうと思っていたのに。


「痛い…?そんな言葉、ほのかの前でよく言えたものだな」

「…は?どういう意味?」

「ほのかが受けた痛みを、お前は考えたことがあるのかよっ…!?」