お前、俺に惚れてんだろ?

「…きゃっ」


あたしは思わず、顔を背けて両手で顔を覆った。


鈍い音が聞こえたあと、ゆっくりと目を開けると…。

地面に倒れ込む優馬くんの姿があった。


そのそばには、拳を握り締める燈馬くんが立っていた。


その一瞬の出来事に、周りも騒然としていた。


「…なにすんだよ、てめぇ!痛ぇじゃねぇかよ!」


左頬を抑えて、ゆっくりと立ち上がる優馬くん。