お前、俺に惚れてんだろ?

「あのとき…?」


そう、あのとき…。

花森高校の入試の日だ。


消しゴムを忘れて、パニクるあたしに…。


“それ、使いなよ”

“で…でもっ……”

“俺なら大丈夫。2個持ってるからっ”


と、さりげなく消しゴムを貸してくれた優馬くん。


その優しさに、どれほど救われたことか…。


その代わりに、あたしは優馬くんに自分が付けていたミサンガを渡した。