お前、俺に惚れてんだろ?

アミになだめられて、あたしはイスに座る。


「燈馬くんも、ほのかになに言ったの…!?」

「…べつに、なんも言ってねぇよ」


ひそひそ声で、アミが燈馬くんに問いただす。


しかし燈馬くんは、なにも話そうとしない。


きっと、あたしが勝手に怒ったんだと思っている。

…あたしの気も知らないで。



「ほのか。お前の好きなジュース買ってきたんだけどー…」