お前、俺に惚れてんだろ?

あたしは角を曲がって、そう叫んだ。


でもそこには、人影はなかった。


「…ほのかっ、急に走ってどうしたの…!?」


あと追いかけてきたアミも、あたしに追いついた。


ホテル街の入り口を前にして立ち尽くすあたしを見て、アミは首を傾げる。


「こんなところにいたら、変に思われるよっ…!…早く、行こ!」

「う…うん……」


アミに、肩に手を添えられて、あたしはその場をあとにした。