お前、俺に惚れてんだろ?

「あたしのココア…!」

「べつに、飲もうなんて思ってねーよ」


そう言って燈馬くんは、机にコトンとココアの缶を置いた。


「ほのか、猫舌だろ。いつも熱いもの食うとき、舌やけどしてるくせに」

「…あっ」

「ちょっと冷ましてから飲めよ」

「ありがと…」


だから、取り上げてくれたのか。


燈馬くん、よくあたしのこと見てくれているなぁ。

まるで、あたしのお兄ちゃんみたい。