お前、俺に惚れてんだろ?

まったくロマンチックなクリスマスではなかったけど…。


ありがとう、燈馬くん。


あたしは、そう思えることができた。



「家の人、怒ってない?」

「うん、大丈夫っ。ちゃんと連絡しておいたから!」


燈馬くんは、あたしを家まで送ってくれた。


バイクから下りて、ヘルメットを燈馬くんに手渡して、あたしはハッとした。


「…そうだ、お金!」


財布は、家に忘れたまま。