「べつに、あたし…お詫びなんてっ…」

「いいから、お前は黙ってろ」


…なに、その言い方っ。

自分から言っておいたくせに…!


「またなっ」

「う…うん」


それだけ言って、燈馬くんは行ってしまった。



詫びって、一体…。


お菓子を持ってくるとか…?

はたまた、みんなの前で土下座するとか…?


うーーーーん……。


それは、あたしが考えてもわからないことだった。