お前、俺に惚れてんだろ?

こんな顔…、だれにも見られたくないな。


できれば体勢を変えて、ドア側を向きたいけど…。

こんな満員電車じゃ、身動き一つ取れない。


ただ唯一の救いは、あたしの目の前に燈馬がいてくれていること。


燈馬くんが壁代わりになって、あたしの顔を隠してくれている。


だから、ほとんど顔を見られることもなー…。


ん…?

…壁代わり?


もしかして燈馬くん、ただあたしの前にいたんじゃなくて…。