お前、俺に惚れてんだろ?

なんで、同じ車両の同じところに燈馬くんがいるのっ。


…まぁ、そんなことはもうどうでもいいや。


変な男の人たちに絡まれて、燈馬くんに助けてもらって、電車に乗るまでのこの間…。

一瞬のことだったけど、バタバタだった。


おかげで、いつの間にか涙も枯れていた。


だけど目元に触れると、指にマスカラのあとが付いていた。


大勢の人がギュウギュウ詰めで乗る、電車の中…。