最悪のデート日からの、明けの月曜日。


「ほのかちゃん、ごめんねっ…」


マスクをした優馬くんがあたしに会うなり、突然謝ってきた。


「…急にどうしたの、優馬くん?」

「実は昨日…、スグルから聞かされて…」


…スグルくん。

ということは…。


「デートの日…。俺の代わりに、なんか燈馬が勝手に行ったみたいだね…」


申し訳なさそうな顔をして、あたしに話す優馬くん。