お前、俺に惚れてんだろ?

すでに済んでしまったことを、今さら突き付けても、時間の無駄なような気がした。



劇の役柄の格好から、ウィッグを外して、制服に着替える。


舞台袖から出ると、優馬くんの周りには、団子状に女の子たちが集まっていた。


「渡くん、超かっこよかった!」

「ホント、あんな彼氏がほしいよ〜!」

「サインして、サイン♪」


一途でクールなケンタ役で、さらに優馬くんの人気が高まっていた。