お前、俺に惚れてんだろ?

明らかに困っているような優馬くんの顔が見て取れた。


あたしだって、優馬くんと話したい…。


でも、あたしが入れるようなスペースは、優馬くんとマヤちゃんの間にはなかった。



『それでは、1年3組の劇、『シンデレラ』をお楽しみください』


体育館の中が暗くなって、劇の始まりを告げるアナウンスが流れた。


…いよいよだっ。


幕が上がっていない舞台に、あたしは準備する。