お前、俺に惚れてんだろ?

…パッとしなさそうなの。


確かに自覚はしてるし、間違ってはいないけど…。


「へ〜。こりゃ、楽しみだな」


燈馬くんは、不敵な笑みを浮かべた。


ただでさえ地味な役なのに、それを燈馬くんに見られるなんて…。


…あとで燈馬くんに、絶対なにか言われる。


もう…最悪だ。


あたしは憂鬱な気分で、劇までの自由時間を過ごした。



そして、劇本場5分前。