お前、俺に惚れてんだろ?

だから、この劇の役割を決めるときも、「なんでもいい」とは言ってみたけど、“主人公以外”というのが本音だった。


「…やっぱり、主人公に立候補する人はいないよね」


そう呟くマヤちゃんに、クラスの男の子が手を上げた。


「じゃあ、マヤがしたらいいんじゃね?」


その男の子の発言に、周りも頷いていた。


…確かにマヤちゃんは、キレイでなにもしてなくても目立つから、“主役”にはふさわしいと思う。