お前、俺に惚れてんだろ?

「遅れんなよー!」

「なんたって、今日はコーチの奢りだからな!」


優馬くんの背中をバシバシと叩きながら、花森サッカー部の先輩たちが通り過ぎて行く。


「夜から、用事でもあるのか?」

「ああ。6時から、サッカー部の打ち上げ。焼肉屋で」

「焼肉…!?めっちゃいいじゃん!」


“焼肉”という言葉に反応する、ナオトくん。


「もー…、ナオトってばー。…じゃあ、今日は忙しいみたいだね」