ニカッと微笑む優馬くん。



本当に、大したほどのケガじゃないのに。

それでもこうして、心配してくれる優馬くん。


優馬くんに支えられたまま、あたしは無事に下山した。


ずっと優馬くんが隣にいてくれた。


…だから、あたしも優馬くんのそばにいられるような存在になりたいと思った。


そう。

優馬くんの彼女…に、なりたいかもって。