キッチンの椅子に座り、顔を伏せていた私だけど、カタンッという小さな音がして少しばかり頭が覚醒する。 といっても、眠たいのは変わりないので目は開けられないけど。 「(師匠、お風呂出たのかな……?)」 せっかく洗い物のこと褒めてもらおうと思ったのに、計画が台無しだよ。 あ、まあ、明日の朝に言えばいっか。 じゃあ、このまま寝させてもらおう……。 師匠の控えめなトコトコという歩く音が聞こえて、私の傍で止まる。 「お前、お風呂の湯……」 というところまで聞こえたけど、その後は無音。