いつも通りバイトを終わらせて、 くたくたになって外に出ると、 目の前の塀に寄りかかった 「大輝!」 大切な人の姿。 なぜだか一瞬で疲れが吹っ飛んで、 笑って腕を広げる大輝に遠慮なく飛び込んだ。 勢いよく抱きついた私を 軽々しく受け止めた大輝は 笑って 「お疲れ様。」 と言ってくれた。 私も笑って、 「大輝もお疲れ様。」 と言うと、2人で私の家の方へと足を進めた。