あたしはいつものように、賢ちゃんと優弥さんのスタジオにいた。

いつものように賢ちゃんは漫画を読んでいて、慎吾さんはゲームをしていて。

蒼さんは仕事がどうとか言って、設計図を見ていた。

もはやこれが当たり前になってしまった今日この頃。







「咲良、最近暇なのか?」




賢ちゃんがあたしに言う。





暇?

とんでもない!

日中あたしはバタバタと動き回っている。

それに、年末の怒涛のテレビ番組ラッシュに向けて、今から練習している。

だけど、やっぱり賢ちゃんといたいんだ。