「は……」 開いた口が塞がらない。 賢ちゃんが恥ずかしい。 恥ずかしすぎる! 「あ、咲良ちゃん!」 遠くから蒼さんの声が聞こえ、 「ぬぁぬぃ!!咲良ぁ? アイラブユー♡」 べろんべろんに酔った賢ちゃんは、近くにいた悠真に抱きつく。 もちろん悠真は蒼白。 そして、大輝が口をパクパクして賢ちゃんを見ていた。 賢ちゃんは馬鹿だ。 大馬鹿者だ。