君の消えた青空にも、いつかきっと銀の雨


 3年の有名な問題児グループ。
 この人達はケンカや、弱い者イジメや、金銭がらみの問題もしょっちゅうで、先生たちの頭痛のタネだ。

 できれば一生、お近づきになりたくないタイプの集合体。

 きっと今日も掃除サボって廊下でサッカーしてたんだ。

「どーすんだよ」

「どーするって、どーもしねーよ」

「俺も知ーらねっとぉ」

「どうせ誰も見てねえよな?」

 グループのひとりが教室内を探る気配がして、あたしはギクッと身を固くした。

 見つかったらヤバイ。絶対に面倒なことになる。この人達に目をつけられたら、タダじゃ済まない。

 急に怖くなったあたしは、気がつけば無意識に凱斗のブレザーの襟をキュッと握りしめていた。