君の消えた青空にも、いつかきっと銀の雨


 あたしが我慢できないんだ。

 亜里沙の命を『生まれなければよかった』と言った、この人たちを。

 聞き逃すことはできない。

 だってここで黙って引っ込んだら、あたし自身がその発言を認めたも同然だ。

 そんなのごめんだ! 絶対絶対、あたしは認めない!

「な、なんだ君は? 突然部屋の中に入ってきて」

 突然の乱入者に動揺していたおじさんが、少し平静を取り戻した様子でそう言った。

「すぐここから出て行きなさい」

「嫌だ! あんたたちが亜里沙に謝るまで、絶対に出て行かない!」

「なんだその口の利き方は!」

「奏ちゃん、おばさんたち、いまちょっとゴタゴタしているから、ね?」

「とにかくすぐ出て行きなさい! 大人の事情に子どもが口を挟むものじゃない!」

 そのいかにも大人ぶった、子どもを諭すような口調と態度が、ますますあたしの神経を逆撫でした。

 諭されるどころか余計に逆上したあたしは、声を限りに、言うべきことを叫ぶ。

「あんたたちは間違ってる!」