君の消えた青空にも、いつかきっと銀の雨



 ◯月◯日 ◯曜日 晴れ!
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 ずっと日記をさぼってた。

 この春、あたしは中学を卒業して高校に進学したけど、あたしたち家族は相変わらず。

 書くことが、つらいことしかなくて、なにも書く気になれなかったから。

 でも今日は違う!

 今日、すごくすごくすごおぉーーーく、嬉しいことがあった!


 凱斗先輩と……会えたんだ!!!


 同じ高校だから、いつかは会えるかもって期待してた。

 先輩のクラスを調べて、こっそり覗きに行こうかなぁって考えてたし。

 でもそんなことしなくても、クラブ活動の初顔合わせでバッタリ会えたんだ!

 先輩、高校でも中学の時と同じクラブなんだね。

 あたしと先輩が、初めて出会ったのもクラブ活動だったね。

 先輩が、あの頃と同じ活動してるのって、なんだかすごく嬉しい。

 先輩、変わってないんだなあって思えて。

 あ、でも、あの頃より背が伸びて、ヘアスタイルもカッコよくて、ずっとずっとイケメンさんになっちゃったけど。

 それでも優しい笑顔や、穏やかな声は、ぜんぜん変わってない。

『久しぶり。元気だったか?』

 そんな風に、あの頃のまんまに、先輩の方からあたしに声をかけてくれたんだ!