君の消えた青空にも、いつかきっと銀の雨


 突然、死んでしまった本当のお母さん。

 いきなり現れた、新しいお母さん。

 なにもかもが、いろんな出来事が、なんの前触れもなく突然やってくる。

 そして嫌でも、関わり合わなくちゃいけない。

 やってきた全部を受けいれて、のみ込んでいかなきゃならないなんて。

 そんなの、つらすぎる。あたしにはできないよ。

 できなかったら、それはあたしのせい?


 新しいお母さんが、悩みながら毎日一生懸命に頑張ってるの、知ってる。

 お父さんがすごく困ってるの、知ってる。

 周り中の大人たちが、あたしたち家族がうまくいくようにって、心から願ってるの知ってる。

 でも、すれ違うの。通じないの。

 できないの。どうすればいいのか、わかんないの。

 胸が痛くて痛くて、もう張り裂けそうなの。

 泣いて、泣いて、泣きつかれるほど泣いて苦しんでも、わかんないの。

 頭がズキズキするほど考えて、息が苦しくなるほど緊張して、手に汗がにじむほど自分では頑張っているつもりなのに。

 ぜんぶぜんぶ、裏目にでるの。

 それはぜんぶ……ぜんぶ……

 ぜんぶ、あたしの、せいなんだ……。