君の消えた青空にも、いつかきっと銀の雨



 ◯月◯日 ◯曜日 曇り
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 今日も、天気は曇り。

 最近、はっきりしない曇り空ばかり続いてる。

 恋人さんとあたしの仲も、曇り空。

 あたしが悪いんだ。あたしの態度が、この天気みたいにはっきりしないから。

 なにを聞かれても、上手に対応できないあたし。

 頭良さそうな答えとか、大人に気に入ってもらえそうな答えが、パパッと閃かないあたし。

 恋人さんがガッカリしたり、だんだんイライラしてきてるのがわかる。

 お父さんも、あたしの態度に困ってる。

 そんなふたりの気持ちが、すごくはっきり伝わってくるのに、どうにかしなきゃってアセるばかりで、うまくできないの。

 うまくできないから余計にまたアセって、オロオロしちゃって。

 視線を逸らして、窓の外を見ながら必死に『どうしよう』って考えてたら、お父さんに叱られた。

『お前のその、ふて腐れた態度はなんだ!』って。

 ふて腐れてなんか、ないよ。

 質問されたことに答えられないまま、相手の顔を無言でジーッと見続けるなんて、できないよ。