君の消えた青空にも、いつかきっと銀の雨


 お父さん、あのときのこと忘れちゃったのかな?

 もうお母さんのこと、好きじゃなくなっちゃったのかな?

 そうだとしたら、すごく悲しい。

 でも、祝福しなきゃいけないんだ。

 だってお父さんは、頑張って幸せになろうとしているんだもの。

 誰かを好きになるってことは、とても素晴らしいことなんだから。

 あたしも凱斗先輩を好きになれて、付き合えて、すごく幸せだった。

 ほんの少しの間だったけど、あの時間は、あたしの宝物。

 だから、ふたりのこと祝福する。

 今日は突然だったから、どんな反応すればいいかのわからなくて、困っちゃったけど。

 でも次に会うときは、きっとうまくできる。

 あたし、頑張る。次はきっと、うまくいくよ。

 おめでとう、お父さん。

 よかったね、お父さん。