君の消えた青空にも、いつかきっと銀の雨


 まるで、このときが訪れるのを待ち構えていたように、彼女は力を込めてあたしに宣言する。

「小花が自殺したのは、あなたと、凱斗先輩のせいです」

 ―― ドクン……!

 心臓が、言葉という名の拳で思い切り殴りつけられたみたいに痛んだ。

 文字で読んだときに感じた正体不明の怖さとも違う、真正面からドンとぶつけられる脅威。

 そして敵意を見せることを、まったくためらう様子もない彼女の、正々堂々とした態度。

 自分の言葉によって目の前の人間が傷つくことなんて、どうでもいい。

 そんなこと知ったことか。

 そんな感情の塊りを露骨にぶつけられた衝撃に、あたしはみっともなくオロオロして身を固くした。

「よくもそんなデタラメ言えるね! 本人目の前にして!」

 固くなって声も出せないあたしの代わりに、亜里沙が中尾さんの横顔にツバを飛ばしそうな勢いで怒鳴った。

 でも中尾さんは、あたしから一切視線を逸らさないまま亜里沙に答える。

「デタラメじゃありません。事実です」

「どこがよ! 奏にも凱斗にも、なんの責任もないでしょ!?」