夜の連続ホラー小説_マイのこと

そして今、

もうしばらくすれば

朝が訪れる今、

ヒロキはようやく

腹がきまり、

疲れがたまった体で

のろのろとベッドから

這うように出た。



押し入れの一番奥、

あの思い出を探しだそうと

ヒロキは動き始めた。



どのくらい時間がたったか、

ヒロキの頬に汗がつーっと流れ、

顎から雫がこぼれる頃、

ようやく探し物が見つかった。



ヒロキはそれを大切にもって

いつも通りに朝練へと向かった。



こんな日ぐらい休んでも、

とは頭をよぎったが

それこそマイに怒られるな…と

ヒロキは思い、朝練を休まなかった。