「小学五年だったはずだよ、 マリカはそのとき…」 何も言えずにいるわたしを 気遣って、ヒロキはそう言った。 それでもわたしは何も思い出せないでいた。 わたしが小学校の五年生の頃… ヒロキのふたりめの彼女が 殺されて… わたしが知ってる……? 「俺が中学二年、 マリカが小学五年の時、 この街で起きた事件を覚えていない?」 事件…… そうか、思い出した!