ザ……ザザッ… 教室前方の壁上部に取り付けられたスピーカーから、 耳障りな砂嵐のような音が響いた。 私たちは口を噤み、 身を固めながらスピーカーを見上げた。 教室の空気が、 一気に緊張感に包まれた。 『こんばんは。2年B組の皆様』 スピーカーから聞こえた声に、 一気に血の気が引くのが分かった。 ボイスチェンジャーを通したような、 生気のない奇妙な声。 ひぃっ…と女子から悲鳴が上がる。