賢ちゃんの顔が近付き……ーーーー




不意に、賢ちゃんの力が抜ける。

続いて、

ドタッ!

大きな音を立て、賢ちゃんは床に崩れ落ちた。






「賢ちゃん!?」




呼んでも、賢ちゃんはもはやビクともしない。

元気そうにしていたけど、すごくすごく疲れていたんだ。

……当然だ。

あんなすごいライブをしたんだから。





あたしは寝室から布団を出し、賢ちゃんにかける。

そして、賢ちゃんに寄り添って目を閉じた。







その温もり、規則正しい寝息、全てが愛しい。

あたしも……




賢ちゃんと、結婚したい。