それでも賢ちゃんは楽しそうで。




「俺、中華も和食も出来るしさ。

それに、カップラーメン大好物だし」



「はぁ……」




言葉に困る。

賢ちゃん、どこまでが冗談で、どこまでが本気なのだろう。




「そんなことより、結婚したら、咲良に毎日俺のスティックを……」



「馬鹿ぁ!!」




今日は何回こんなやり取りをしたのだろう。




「賢ちゃん、しつこいね」



思わず言うと、



「分かってんじゃん!」



胸を張る賢ちゃん。

どこまでも予想外のその反応に、タジタジする。