私は凛を追いかけるためドアに急いで向かおうと思ったら、星夜が私の手首を掴む。 「ごめんね、リカちゃん。 昨日から凛くんがあそこに通ってるのは知ってるけど、僕達は凛くんよりリカちゃんが大事なんだ。 凛くんもきっとリカちゃんにそんなこと望んでないから…」 確かに凛なら代わってくれるけどそれは… いや、もしかしたら凛の方が強いのかもしれない。 でも…彼は。 「お願い…! 行かせて、凛は〜〜なんだから」