早く大人になって自立したい。 日に日に思いは募るばかりで一向に消える気配はなかった。 「真央着いたぞ、早く降りなさい」 俺は車から降りて、周りを見渡す。 親父の仕事なんて考えたこともなかったがやっぱりこの雰囲気や、風景だけを見れば組だということが明白だった。 「藤井様お待ちしておりました。 どうぞこちらへ」 黒いスーツに身を包んだ男性がグングンと奥へ進んでいく。 俺と親父もそれに着いて行くように歩く。