「はぁ…」 バスの窓にもたれ掛かかりながら溜め息を吐く。 私達は今、野外活動の真っ最中。 いつも私達を遠目で見ている人達は今日を機に仲良くなろうと、こちらをチラチラと見てくる。 まぁ、無視なんだけどさ。 いつもは私達がいれば静かになるクラスなのに、今日は全員がハイテンションな為バスの中で大騒ぎだ。 「ねぇー、リカちゃんも音楽なんか聴いてないで遊ぼうよぉ〜」 隣の席になった星夜はここぞとばかりに私の体を揺らしまくる。