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帰ろうとしたところ、この前の大学生に止められて喫茶店にきた。





向かいには声をかけてきた大学生と、右頬に火傷の跡がある怖いおじさん。




おじさん…めちゃくちゃ怖い。




この前みただけで僕に大学生の知り合いなんていない。



もしかして、カツアゲ?!






「あ、あの。僕お金は持ってなくって...」





だんだん声が小さくなる。




言うと大学生の人が吹き出した。






「あはっ。ごめんごめん。そういうつもりじゃなくてね。」




大学生が取り出したのは警察手帳。





「ひいっ」



妙な悲鳴をあげると、さらに大学生は吹き出した。




隣のおじさんは、むすっとしながら一言『原田』といった。