「冬菜ちゃん、知ってる?紫苑の花言葉って」 「え、知らないけど」 「……そっか。紫苑の花言葉ってね」 広がる沈黙。 冬菜ちゃんは僕の言葉を待ってる。 「やっぱ、言うのやめた。自分で意味を調べてみてよ」 「はぁ!?何よそれ。ほんっとに意地悪なんだから。もう、寝る」 「おやすみー」 「……おやすみ」 目を閉じた。 でも眠れない。 しばらくして聞こえてきた寝息。