僕の命が尽きるまで




本当は苦しかった。

言いなりになってばっかで、自由のない人生。



親に愛されてるわけでもなく。

信頼できる親友がいるわけでもない。



僕が余命宣告されて、両親は悲しんでるわけじゃない。


悔しいだけ。

病院を継がせるために今まで教育してきた事が全て無駄になったんだから。





「……冬菜ちゃん」


やっと涙が止まって。
小さな声で名前を呼んだ。


返事がない。

寝ちゃったのか。