それから私は雑誌の取材を受けて 18時………長曽我部さんが来るのを待っていた。 「悪い悪い、お待たせ。」 「や、待ってない。わりと。」 「とりあえず行くか。」 私は長曽我部さんについていった。 「あれ、車じゃないの?」 「あぁ、近いから歩き。」 「……………? どこ行くの?」 「美鈴の新居。」 「え、もうはいれるの?」 「まーな。 もういつでも住める。 ライフラインも契約したし ネットの契約もしたし あとは家具家電だけ。 とりあえず部屋みたいだろ?」 「うん!」 やったね。楽しみ。