居場所をください。




「隼也…貴也…仕事は?」


「空きが出来たから。

長曽我部さん学校行けってうるさいからな。」


うん、たしかに。


「で、なにしてんの?」


貴也がそういい、


「大丈夫?」


と隼也が立たせてくれた。


「うん、ごめん。ありがと。」


……………手首痛い。

強くついちゃったからな…。


「なぁ、なにしてんの?」


「や…あの…。」


……………すごい。

テレビの中の貴也とは全然違う。


「そんなことしてさ、

美鈴が怪我したらデビューどころじゃないんじゃない?

社長も期待してる子なのに。」


隼也も微妙に怖い。

いつもとはなんか違う。