ビニールシートを敷いたベッドの上に男を裸で寝かせて、首輪、腕輪をしてベッドにくくりつけた。両足も広げて紐できつくベッドにくくりつける。
口には猿ぐつわ。言葉を発したら神聖じゃなくなってしまう。
ノコギリの刃を研いでいる音だけが私の心を落ち着かせる。高ぶる胸の鼓動をおさえるように、研ぎ石に刃を滑らせる。
まずは自分の手で肉にノコギリの刃を摩り当てたい。そのうちにどうせ血と脂で刃がダメになる。それから電動ノコギリを使って両腕、両足を切る。
取れやすい首は一番最後に取っておく。
だってその時にはこいつは必ず…………
皮を破る時のプチっていう音と体に伝わる振動が、あのなんとも言えない高揚感がたまらない。
でも、今回は喰うことはしない。そんなことよりもっと違うことがやりたい。

