生きる。~番外編~




そして出口



「……………全然脅かされなかったね?」


「な。ただ暗いだけだった。」


結局驚くことすらなくお化け屋敷は終わってしまったのだ。


「由茉ちゃんの叫び声聞けなくて残念だな~。」


「……………哉斗、ひどいね。」


「俺がひどいのはいつもじゃーん!」


「じゃあ帰るか。

俺明日朝からだし。」


湊がそう言い、私たちは帰ることになった。



「じゃーね、和真たちいつでもうちに遊び来てね。」


「はい!絶対また遊びましょう!」


「うん、ありがと!」




そうしてこの日は解散となった。