「私って、そこらへんのアイドルより可愛いかも?」
「はぁ? 正気で言ってるわけ?」
それなのに、この言い争いはなんだろうか……。
全く、私の想像からかけ離れてる。
呆気に取られながら、ふたりのやりとりを見る。
すると、女の子が志穂ちゃんの言葉を無視して問い質す。
「ところで、あなたたちは誰なの?」
「あれ? 花音(かのん)ちゃん、外でなにして……」
混乱してる最中、さらに別の声が割り込んできた。
ハッとして声のする方に目を向けると、ゴミ袋を片手に持った神宮司さんの姿があった。
『花音ちゃん』と呼ばれた女の子は、さほど驚きもせず、「慎吾さん」と返す。
たったそれだけのことなのに、ふたりの間になにかがある気がして目を背けた。
「ふたり並ぶと、やっぱりお似合いですね。ねぇ、河村さん?」
花音という子に対する反抗なのか、引き攣った顔をして志穂ちゃんが同意を求めてくる。
私は正直、そんな言葉になにかを返す余裕なんかまるでなくて、棒立ちの状態でそこにいた。
「……は? なに、それ?」
「私が、慎吾さんの彼女だって」
ぽかんとした顔で、間を置いた後に先に開口したのは神宮司さん。
それに続いて、やや面倒くさそうな顔で、軽い溜め息交じりに花音ちゃんが答える。
すると、神宮司さんは目を見開いて花音ちゃんを見た後に私に視線を向けた。
「えっ。この子は違っ……! 彼女とか、そいういうんじゃなくて!」
なぜか慌てふためく神宮司さんの態度が初めて見るもので、照れからくる否定なのかな、なんて思ってしまう。
「でも、従業員側に入ってましたよね? この人、スタッフでもなさそうですし」
さらに、志穂ちゃんのひとことで、猜疑心が確信に変わろうとする。
「はぁ? 正気で言ってるわけ?」
それなのに、この言い争いはなんだろうか……。
全く、私の想像からかけ離れてる。
呆気に取られながら、ふたりのやりとりを見る。
すると、女の子が志穂ちゃんの言葉を無視して問い質す。
「ところで、あなたたちは誰なの?」
「あれ? 花音(かのん)ちゃん、外でなにして……」
混乱してる最中、さらに別の声が割り込んできた。
ハッとして声のする方に目を向けると、ゴミ袋を片手に持った神宮司さんの姿があった。
『花音ちゃん』と呼ばれた女の子は、さほど驚きもせず、「慎吾さん」と返す。
たったそれだけのことなのに、ふたりの間になにかがある気がして目を背けた。
「ふたり並ぶと、やっぱりお似合いですね。ねぇ、河村さん?」
花音という子に対する反抗なのか、引き攣った顔をして志穂ちゃんが同意を求めてくる。
私は正直、そんな言葉になにかを返す余裕なんかまるでなくて、棒立ちの状態でそこにいた。
「……は? なに、それ?」
「私が、慎吾さんの彼女だって」
ぽかんとした顔で、間を置いた後に先に開口したのは神宮司さん。
それに続いて、やや面倒くさそうな顔で、軽い溜め息交じりに花音ちゃんが答える。
すると、神宮司さんは目を見開いて花音ちゃんを見た後に私に視線を向けた。
「えっ。この子は違っ……! 彼女とか、そいういうんじゃなくて!」
なぜか慌てふためく神宮司さんの態度が初めて見るもので、照れからくる否定なのかな、なんて思ってしまう。
「でも、従業員側に入ってましたよね? この人、スタッフでもなさそうですし」
さらに、志穂ちゃんのひとことで、猜疑心が確信に変わろうとする。



