「あー、やっと二人っきり。」
部屋に入るなり、貴樹が抱き締めてきた。
「ふふ、そうだね。」
あたしも貴樹を抱き締めた。
「はぁー、めっちゃ好き。」
「うん。あたしも。」
「風呂行かせたくねー。」
「あはは、夜は一緒でしょ?
待っててよ。」
「夜はいっぱい話そうな。」
「うん、もちろん。
じゃあ支度しなきゃだから離して?」
「えー。」
えーって…。
「貴樹。」
あたしが呼ぶと素直に下を向いたから
あたしは貴樹にキスをした。
「ね、待ってて?」
「…………余計に離せない。」
「えぇ!」
「…………あとでまたして。」
「ふふ、いーよ。
じゃあまたあとでね?」
「しかたねーな。」
貴樹はそう言ってあたしを離した。
あたしはお風呂の支度をして
部屋を出た。


