「拓斗くん、ありがとね。」
「いーよ。
こんなの御安いご用。
つーか4人とか初じゃね。」
「初めてだね!
っていうか拓斗くんとまともに話すのすら
これが初めてだよね。」
「確かに。
俺ら会っても全く会話ねーしな。」
毎日貴樹と一緒に校門まで来てるけど
あたしたちに接点は全くないのだ。
「柚夏、拓斗ばっかじゃなくて俺とも喋って。」
「え?」
「はは、貴樹が嫉妬かよ。
似合わねー!」
拓斗くんが笑いながら言った。
「うるせーよ。殴るぞ。」
「それはまじ勘弁。」
…………貴樹でも嫉妬ってするんだ。
ちょっと嬉しいや。


